滞在記1 フランクフルト〜シュツットガルト
滞在記2 シュツットガルト
滞在記3 シュツットガルト
滞在記4 シュツットガルト〜ストラスブール
滞在記5 ランス(シャンパーニュ)
滞在記6 ランス〜パリ
滞在記7 パリ
6〜7/jun/05シュツットガルト
 着いた日の夜は勢いに任せて適当なレストランに入る。これが当たり?。ガイドブックにも載るカッヘルオーフェンだった。店内はほの暗い照明で落ち着く。いかにもドイツ人といった飲み助もいれば、スーツ姿のカップルがちらほら。壁にはミッテランなど有名人の写真が貼ってある。
柔らかく煮た仔牛とサワーポテトの地方料理。旨いが量が多くて喰いきれん。言葉に慣れてないので普通のピルスナービールを飲む。
 楽しげな夜の街をビールとポテトで満腹にてそぞろ歩き、ホテルに帰る。
 次の日、あつこはシュツットガルドバレエ学校の取材。私は深川秀夫先生のご厚意で、師の名古屋つながりの方お二人(栗野氏、冬頭さん)と市内の目抜き通りへ散策。旧宮殿近くの広場にたった野菜市を覗いた。想像通り見知らぬ野菜に歓喜。ところがこの日はまだ春と夏の間といった気候、寒くてビールの気分ではなく、デパート・ブロイニンガーのカフェでエスプレッソ。
到着初日に入った郷土料理のレストラン・カッヘルオーフェン。あつこの後に著名人の写真。オーフェンとは暖炉の意。
レストランの周辺。カフェバーなどが多く集まっている。 おまんじゅうみたいな形と色の株の仲間。上には肥大化した茎を食すタイプのスゥィートフェンネル。他に大きなコールラビ、肉質の感じが全く違うレタス。インゲンやモロッコ豆などはおなじみのものだがキュウリはとげが無く日本風に考えると大きくなり過ぎ?だが、皮を剥いてしまってダイス状にし、サラダにする。どちらかというと瓜なのかも。
シュツットガルトバレエ学校(ジョン・クランコ記念)前で深川秀夫先生とあつこ。氏は御年60?で日本有数のバレエ演出家なのに一念発起(変な言い方でごめんなさい)され、自らシュツットガルトバレエ学校に接触し、今回の作・演出をされた。すごいパワーの持ち主。見習わねば。 小さな年から寄宿生活でバレエレッスン。午前中は近所の学校で勉強。もっともドイツではみんな午前中しか授業は無いそうだ。全世界からバレエを習いにやってきている。日本の中学生や高校生も多い。バレエ習ってる子は皆美しい。もちろん東洋人も。シュツットガルトバレエ団の現在のプリマは韓国人。すごい美人で妖艶。右の写真の白髪の男性が深川秀夫先生、レッスンを受けているのは浅野真由香ちゃん。(写真:菘あつこ)
8/jun/05シュツットガルト
 夜のジョン・クランコ・スクール公演まで時間があったので、シュロス公園を抜けてケーニッヒ通りなどの繁華街を散策。

 シュロス公園の中程にビアガーデンがあったのでちょっと寄る。ドイツに来てるのにまだ寒くてビール三昧とはいかなかった。この日も陽がさすときだけ暖かであった。近隣から休日(土曜)を楽しみに来てる感じの人々が楽しげに語らっている。その周りをすずめ、鳩やなんと鴨までもがおこぼれをもらいに集る。横のテーブルの夫婦はテーブルの上で直接すずめにパンのかけらなどを与える。すずめはテーブルの上に飛んできて、その場でぱくついてた。
 きりりとした金髪のゲルマン女性が(女子高生ぐらいだろうか)レジに立っている。テキパキとされるのは我々日本人にも気持ちが良いが、逆にあちらさんはこっちの言葉がいい加減なのでちょっとご機嫌斜めだ。どうもビールだけ買うカウンターと食べ物と一緒に買うカウンターが別れているらしい。それにお変わりを頼みに行くのにジョッキを持って行かなければならない。ジョッキは0.6e程度の保証料を先に徴収されて、帰りにジョッキを返すと戻ってくる。ワインや他の飲み物のカウンター(レジ機)も別になっている。
 スクール公演鑑賞後、深川先生御一行と合流しシュロス庭園際にあるホテルのレストランバー「ジョン・クランコ」にて歓談。総勢20名程。しかし初日のICEで老人にうつされた風邪が身体を重くしていて、飲むのには具合悪し。でも、先生の年上の御兄姉方々はとても楽しそうだった。
 みんな夕食を食べてなかった。時間が時間で、ここはバーなんだし、と、いやがるイタリア人店長に深川先生が無理に頼み、大量のオープンサンドイッチがテーブルに。みんなの手がのびる。小生はパス。先生のお姉さんが「サンドイッチにわさびが入ってるの?」「姉さん、それはホースラディッシュだよ」「ホースラディッシュって?」「西洋わさびのこと」「やっぱりわさびじゃない!」全員爆笑。
シュツットガルトバレエ学校の食堂。テーブルセットはされているが、キッチン窓口でメインディッシュをもらい、後はバイキング。私達も相伴に預かる。
このバーにはジョン・クランコなどのバレエダンサーの写真が飾ってある。
←公園のビアガーデンでビール。写真ではまだ人は疎らだが、この後どんどんやって来てにぎやかになった。グループの連れ立ち方がなんとはなしに日本人と似ていた。私の正面に友達数人グループが男女を引き合わせてカップリングしようとしていた。当事者の若い女性の男を伺ったり微笑んだりする仕草が面白くて飽きなかった。
→シュロス公園の鴨。近づいても逃げようとしない。この一羽だけじゃなくてあちこちにいた。日本の田圃で見つければカモ鍋だ!
バレエ鑑賞時、あつこ念願の二人でのシャンパン。シュツットガルドオペラハウスは古い外観、内装にもかかわらずこんなおしゃれな吹き抜けドームのバーラウンジを新装していて来る人をもてなす。バレエが本来大人の楽しみであったのが分かる。日本で気になるおこちゃまはほとんどいないし、いてもとても静か。 オペラハウスの2,3階客席とシャンデリア。装飾は質素。でも雰囲気はある。
オペラハウスのラウンジバー部分の外観。 オペラハウス横手にある公演の04年実績と05年予定を告げるサインと楽屋口に向かう女性。